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求人の原稿をAIで書くと応募は増えるのか

AIに求人の文章を書かせても、応募の数はほとんど変わりません。増えるのは、原稿を書き直す回数です。何度も直せるようになった結果、条件を変えなくても「読みやすい原稿」にたどり着きやすくなる、というのが正しい理解です。

AIに任せていい部分と任せてはいけない部分はどこか

求人原稿には、AIが得意な部分と、AIには絶対に判断させてはいけない部分があります。この2つを混ぜると、実態と違う原稿ができて後で困ります。

任せてよい部分任せてはいけない部分
仕事内容の書き出し(箇条書きの整理)給与の額(下限・上限)
同じ内容を3パターンの文章に書き分ける勤務時間・休日・残業の実際の条件
長い文章を読みやすく言い換える実際の仕事のきつさ・大変な時期
誤字や言い回しのチェック入社後に「聞いていなかった」と言われそうな部分

給与や勤務条件は、会社ごとの事実です。AIは事実を作れません。ここをAIに書かせると、実際より良く見える原稿ができて、入社後のミスマッチが増えます。

AIに渡す材料はどうやって作るか

AIは、材料が薄いと当たり障りのない文章しか書けません。良い原稿を作る近道は、AIの前に材料を作ることです。今日、社内で今いる社員に3つだけ聞いてください。

  1. 「入社してから、一番驚いたことは何ですか」
  2. 「一日の仕事の流れを、朝から順番に教えてください」
  3. 「この仕事が向いている人と、向いていない人は、どこが違いますか」

この3つの答えには、パンフレットには書けない具体的な言葉が出てきます。「朝は電話が多くて、午後は現場に出ることが多い」「体力より、細かい確認が得意な人が長く続く」といった言葉が、そのまま原稿の材料になります。

聞いた内容は、メモのままだと使いにくいので、一度整理してからAIに渡します。バラバラな答えを箇条書きにまとめる作業自体も、社員の声を整理する作業としてAIに手伝わせることができます。整理した箇条書きを渡してから「これを求人の仕事内容として書いてください」と頼むと、材料のない状態より格段に良い文章になります。

同じ求人を3パターン作って出し分けるにはどうすればいいか

同じ会社・同じ仕事でも、読む人によって知りたいことは違います。1つの原稿で全員に刺さる文章を目指すより、3パターン作って出し分ける方が効率的です。

例えば、未経験者向け・経験者向け・家庭と両立したい人向け、という3パターンを考えます。材料は同じでも、AIに頼む一文を変えるだけで書き分けられます。

パターンAIへの頼み方強調する内容
未経験者向け「未経験でも安心して始められる点を中心に書いてください」研修期間・先輩のサポート
経験者向け「経験を活かせる点と、任される裁量を中心に書いてください」即戦力としての役割・待遇
両立重視の人向け「休みの取りやすさと勤務時間の融通を中心に書いてください」シフトの相談しやすさ

出し分けの方法は難しくありません。求人媒体を複数使っている会社なら、媒体ごとに違うパターンを載せます。1つの媒体しか使っていない場合は、2週間ごとにパターンを入れ替えて、どちらの期間に応募や電話が多かったかを紙のメモで数えるだけで十分です。厳密な比較でなくても、2〜3回試せば「未経験者向けの方が反応がある」といった傾向はつかめます。

原稿を変えても応募が増えないのは何が原因か

原稿を3パターン試しても応募がまったく増えない場合、原因は文章ではなく、その手前にあることが多いです。

この中で一番多いのは、給与や条件そのものが理由になっているケースです。文章をどれだけ良くしても、条件が周りより明らかに劣っていると、応募には結びつきません。逆に、条件は悪くないのに応募が来ない場合は、媒体選びや応募方法の手間の方を先に見直すべきです。

自分の会社がどちらに当てはまるのか、原稿の問題なのか、それより手前の問題なのかを切り分けたい場合は、無料のAI業務診断で今の採用にまつわる作業全体を一度整理してみるのも一つの方法です。原稿だけを直して終わらせず、どこに時間とお金をかけるべきかを先に決めることが、結局は一番の近道になります。

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